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【支店長ブログ】野球観戦で思うこと(心に残る台湾人のスポーツマナー)

2024.04.01

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台北市の中心、國父記念堂の南側に巨大な野球場「TAIPEI DOME」が完成し、先週そのオープニング記念とし、日本の読売ジャイアンツ(巨人)を招き交流試合が行われました。巨人としても球団創設90周年記念行事とのことで、台湾での交流試合が実現したようです。

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私が小さなころ活躍した王貞治さん(ホームラン世界記録保持者)は台湾にルーツがあり、その後も多くの台湾人が日本のプロ野球で活躍しています。巨人は日本では最も伝統と人気のある球団であり、その来台は我々駐在員としても心躍るイベントでした。

野球の実力はほぼ互角。専門家の解説によると「日本が少々強い」と言いますが、何試合かすれば勝ったり負けたりになると思えるほど差は感じません。さて、球場(大巨)ですが、美しいデザインと高い天井で日本の東京ドームをひと回り大きくしたような素晴らしいものでした。台湾野球史上最多入場者(38,000人)とのことで、その瞬間に立ち会えたことだけでも幸せな夜になりました。日本では多くのプロ野球、アマチュア野球を観戦しましたが、台日交流戦は初めてで、ここでも台湾人の紳士的な態度を見せつけられた気がします。競技としての実力差はないのに、台湾選手は常に巨人選手たちに敬意を払い、試合終了時の挨拶も見ている私たちの心が洗われるような清々しいものです。

野球に限らず世界のスポーツシーンでは時々マナー悪き態度を見かけるものですが、この台湾人のスポーツマナーは安心して子供たちに見せられる表裏の無い爽やかなものです。これは何がそうしているのか?教育なのかな?と考えさせられました。勝っても負けてもお互い握手し、たたえ合う、スポーツでも仕事でもそんな関係が長く続くことを願う夜でした。

日台友好!

小比賀

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