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支店長ブログ|早めの春節
2023.01.16
今年も台湾人には待ちに待った旧暦正月(春節)がやってきます。
その昔(私が小さいころの東京で)、師走には「もういくつ寝るとお正月」と唄い、年末は夜更かしが許され、蕎麦を頂き寒中初詣に行ったものです。年が明けると親戚が集まり、お年玉をもらい、家族でゲームをし、お節料理やお雑煮が楽しみでした。
昨今、あらゆる節目行事が簡略化され、結婚式、葬式、誕生日祝い、端午の節句、クリスマス同様日本のお正月はなくなっていくように感じます。時代の流れなのか私の場合、年賀状を放棄して10年以上経ち、この簡略化は総合的には大歓迎です。
しかし、台湾に来て5回目の春節。私がどんな感情を持とうがこの国の雰囲気は「一年一度の最大のお祭り」で大盛り上がり。1月に入ると皆が「ハイ」になってきているようにさえ感じます。
そんな周囲の空気に便乗し、、行天宮や龍山寺に行ってみると多くの人たちが何かを祈っており、私も一緒に祈るのです。帰りには露店の餅を食べ、部屋に飾る正月の置物を買って家でお酒を飲んだりします。やっぱり、適度に節目のイベントがあると、気持ちが整理できたり、時には親を思い出したり、小さなころの気持ちに帰ることができるのかもしれません。
今年は旧暦の正月が少し早めで、かつ長めの休みがもうすぐです。しかし、「補班」という土曜日出勤が1.2.3月で4回もあり、これが老体には少々こたえます。
株式会社DINOS CORPORATION 台北支店
総経理 小比賀 隆