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日本企業が海外進出する際の課題と解決策

2022.06.15

グローバル化に伴い、多くの日本企業が積極的に海外進出し、さらなる売上向上のために期待を膨らませています。海外進出することで、新しい販路開拓や国内の過剰在庫の消化が実現できたりなど、様々なメリットがあります。しかし、進出する国によって文化や習慣が異なるため、海外進出の成功は決して簡単なことではありません。

この記事は、海外進出で日本企業が共通して遭遇する問題とその解決方法について解説していきます。是非ご参考にしてください。


目次

一、海外進出で日本企業が直面する課題

1. 現地の市場や消費者に関する情報不足

2. 販売先との協力関係の構築

3. 商習慣・文化の違い

二、海外進出で日本企業が直面する課題の解決策


一、海外進出で日本企業が直面する課題

海外進出で日本企業が直面する課題は数多くあります。大きく分けて海外進出をする際の注意点を具体的にどのようなことなのか解説していきます。

1. 現地の市場や消費者に関する情報不足

新しいビジネスを始める際に、「ビジネスを成功させるための情報」をできるだけ収集することは重要です。販売場所は海外となれば、情報収集も国内より困難となります。

もちろん、現地の国や国際機関が出している基礎的な統計情報などの調査データも存在しますが、これらの情報だけでビジネスが成功するかどうかまでの予測や判断するのが困難です。

2. 販売先との協力関係の構築

初めて海外進出となると、現地においてのブランドや商品の認知度がゼロの状態から始めることとなります。当然日本国内市場と同様、販売先の選定から営業活動するまでのステップを踏む必要があります。

これらの業務、日本の担当者が現地まで出張してゼロから行うのがあまりにも非現実的で、莫大な時間・費用もかかります。

3. 商習慣・文化の違い

国が異なれば現地で暮らしている人の文化、ビジネスマナーは大きく異なります。日本で成功した経験をそのまま現地の言語に変えるだけで通用するとは限りません。

また、日本は独特の「忖度」、「曖昧な返事」などのビジネスマナーがあります。しかし、海外の商談では明確に意志を伝えることが重視されていますので、日本企業が現地のビジネスマナーに合わせられなく商談が破談になってしまうことも珍しくありません。

二、海外進出で日本企業が直面する課題の解決策

日本企業が海外進出で成功させるためには、先ほど述べた課題をしっかり受け止めて解決していくことが大切です。現地のことをしっかり調べて理解し対策をとることに重点を置きがちですが、自社の強みや弱みを理解しておくことも必要です。例えば、

◆製品には自信がありますが、現地の情報、現地企業とのパイプが持っていませんので、現地での業務を信頼できる現地パートナー会社に委託します。

◆大企業なので海外進出の予算はありますが、複数人の承認が降りるまでなかなか行動することができないのが弱みなので、事前に範囲を決め、範囲内の決定権を現地責任者に持たせることで柔軟でスピード感を持つ意思決定もできます。

第三者目線で自社を見つめ、海外進出の課題の解決策も明確になっていくはずです。

まとめ


この記事は日本企業が海外進出する際の課題と解決策を紹介しました。

海外進出の課題や解決策に対する理解がだいぶ深まったのではないでしょうか。

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