支店長ブログ|台湾のおしゃれ
2022.04.15
台湾の4月は、こちらでは「春」と言い張りますが、連日30℃を超え日本で言う「夏」です。
例年だと、既に私の休日は半袖、短パン。毎朝飲むコンビニ珈琲も「熱珈琲」から「冷珈琲」に替わります。(今年は少々寒く、今日(4/6)の朝9:00で25℃)
日本の春秋も短くなったと聞きますが、それでも3.4.5月は春、9-10-11月は秋という何となく共通認識があるもので、半袖の時期は6.7.8.9月くらいですよね。このあたりが日本-台湾の大きな違いです。
仕事柄、ファッションの感度を上げ日本やアジア、台湾現地のトレンドを研究しマーケッティングに活かすべきなのですが、今日は堅苦しい仕事の話しでなく、私から見た「台湾のファッション」を少々お話しします。
何より「暑い」季節が長いのです。「暑さ」そのものはヒートアイランド現象によりむしろ東京の夏のほうが暑いのかもしれませんが、その長さでは台湾は何しろ途切れないのです。
そこで、夏場はあまり「おしゃれ」ばかりにこだわっていられず、暑さ対策(=機能重視)になりがちです。日本から短期間の「台湾旅行」なら少々暑くてもおしゃれしたくなるかもしれませんが、年に8か月くらい暑いのですから、「機能」が大切になってきます。
コンビニやドラッグストアには「速乾」「吸汗」「冷却」のようなコピーが目立ち、良く売れているようです。
一方、短い冬は皆おしゃれをします。日本では見ないような温かいコートやダウンも短い冬のおしゃれを競って楽しんでいるようです。
おしゃれが好きなのか、人によっては11月の20℃でもダウンを着るなど、フライング気味に冬服が始まるのです。
台湾の人にとっての「当たり前」が海外の人にとっては「おもしろく」みえる現象がここでもありました。
株式会社DINOS CORPORATION 台北支店
総経理 小比賀 隆