台湾市場の進出方法と比較
2022.03.09
台湾は言わずと知れた親日国家。また、地理的にも日本と近く、アジア諸国の文化、慣習等にも熟知するため、台湾を海外進出の最初の拠点とする企業は非常に多いです。
実際に、台湾市場の進出を前向きに検討したいけれども、どう準備すればいいか分からないとお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、台湾でビジネス展開する方法やそれぞれの比較について解説しますので、是非ご参考にしてください。
目次
一、台湾でビジネス展開する方法と比較
二、形態別の主な特徴
1. 台湾法人
2. 越境EC
3. 販売代理
4. 卸売
一、台湾でビジネス展開する方法と比較
台湾でビジネス展開をする形態としては、主に下記4種類の形態があります。
- ①台湾法人(株式会社、有限会社、支店)の設立
- ②越境EC
- ③販売代理
- ④卸売
形態別の主な違いは以下となります。
二、形態別の主な特徴
1.台湾法人
台湾の法人を設立し、商品を販売します。現地で許可された範囲内の業務を行うことが可能なので、事業が拡大しやすいです。また、一部ライセンスが必要な商品(薬用化粧品、健康食品)も手続きを踏めば販売可能になります。
設立するまでのハードルがかなり高いため、本格的に進出したい方だけにおすすめします。
2.越境EC
インターネットを活用して、日本国内から台湾へ向けて商品を販売します。開始するまでの準備は比較的に少なく、また現地への在庫移動も必要ないため、販売予測が立ちづらい進出初期段階には最適な進出方法です。
但し、海外送料や決済方法の限定により、事業規模の拡大があまり見込めません。
3.販売代理
台湾のパートナー会社に関連業務を委託し、台湾のパートナー会社が代行して商品を販売します。パートナー会社の選定は入念に調査して検討しないといけませんが、比較的にハードルも低く、事業の拡大も見込めます。また、一から台湾の業界ノウハウを学習するのはあまりにも非現実的なため、多くの企業は販売代理モデルから始めるケースが多いようです。
4.卸売
台湾の会社に商品を販売します。在庫のリスクも現地で業務を行う必要もないため、日本企業にとっては非常に理想的な取引形態です。
但し、買手を探すのは非常に難しいことです。また、経験なしで海外の会社と交渉するのがハードルがあるため、取引成立するのは簡単ではありません。一般的に、中間業者(商社)を通して取引を行うのが主流です。
まとめ
この記事は4種類の台湾でビジネス展開する方法を紹介しました。
事業目的を考えた上で、最適な方法を検討するのがオススメです。
DINOS CORPORATION台北支店は、日本企業の台湾進出を支援しています。
台湾に進出したいと考えている企業様は、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社DINOS CORPORATION 台北支店