DINOS CORPORATION 台北支店の支店長小比賀です。

　元々大好きだった台湾への駐在が決まり住み始めて3年が経ちました。
言葉の壁は予想していましたが、私が困っていれば周囲の誰かが助けてくれ、親切な人柄は想像以上で生活にはまったく問題ありません。

　ビジネスでは色々な違いを感じます。優先順位の付け方や独特な思考回路に苦労することもありましたが、その中でももっとも違うことはスピードです。
日本のビジネスでは考えられないスピードについて行かねばなりません。
お取引先から要求された資料を用意するのに、「６時間後」を指定され「本社に頼み」「コンプライス部門の承諾をとり」「過去の傾向を調査し」「最大リスクを検証し」「本社の人間関係を考慮し」「根回しをし」という日本式は通用しないのです。
お取引先に「私には判断する権限がないので、日本本社に確認します」などと言えば仕事はなくなり信頼も失います。時には「一発即決」も勝負せねばならないのです。

　そんな違いがあるにせよ、良い商品を確実にお届けすることを繰り返していくと信頼が築かれ結果として非常にやりやすい環境になっていきます。
この感覚は実は日本でも同じなのだと思うことがあります。どこの国でも、どんな人でも誠意をもって真剣勝負で相対すれば信頼関係は築けるのだと感じる毎日です。

　「今日も若い台湾人に煽られたな」と思い、ひとり餃子＆ビールで自分を慰める毎日が案外楽しくなってます。

　 この度、弊社台北支店はささやかなホームページを立ち上げました。仕事ばかりの堅いお知らせでなく、時に私の楽しい台湾生活もお付き合いください。
　台日友好！